Marin 好き

千葉ロッテマリーンズ・ファンブログ

66. キャッチャーの魔力

  9月20(水) 18:00 メットライフ

ロ 1 0 0 0 0 0 2 0 0  3
西 0 1 0 0 0 0 0 0 0  1

    西武24回戦(7勝16敗1分)


勝║酒居(4勝1敗0S)
敗║十亀(8勝6敗0S)


継投
ロ║酒居○
西║十亀 シュリッター 野田


本塁打
ロ║吉田7号(7回表2ラン)
西║山川19号(2回表ソロ)



何か笑ってしまった。吉田の出すサインを何度も、ブルブル首振るルーキー酒居には。


二木が、田村のサインに首を振った時には怒っていた私だが、この酒居と吉田のケースは違う。首を振って打たれるのと、首を振って打ち取るのでは大きな違いがある。

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威力のある球種や、今一つな球種を分析した上での田村のサイン。ところが、二木はただ自分が投げたい球だけを要求する。


結果…… 二木は打たれ、親の言うことを聞かないで、「そら、見たことか」と叱られる子供のようになってしまった。


酒居も1歩間違えれば、二木と同じようになっていたかもしれないが、自分の球に対して『自惚れ』ではなく、『自信』を持って、マウンドに立ってくれることは、嬉しい。


逃げのピッチングより、攻めて打ち取りたいという頼もしい心意気。マリーンズ投手陣の中で、彼は実に貴重な存在だ。


古い話だが、私は熱狂的ジャイアンツファンだったのにも関わらず、事もあろうに天敵ライオンズの司令塔に夢中になってしまった。それが、現役時代の伊東さんである。


名捕手と言えば……
私の親の年代だと、ホークス時代のノムさんか、ジャイアンツV9時代の森。


そして、私がプロ野球に夢中になり始めた80年代の名捕手は……
『西武の伊東か、ヤクルトの古田か』と言われていた。


しかし、この二人のリードは、対照的。古田が、打者の欠点を攻めるリードに対し、伊東さんは投手が投げやすいリードを心掛ける。まるで、父親のような包容力。そして、構えるミットに、ボールが吸い込まれていく。


何より伊東さんのリードは変則で、読みにくい。止めは満塁でも、フォークボールを投げさせる大胆なリード。その代表的な試合が、スワローズとの日本シリーズでした。


ピッチャーは、今は亡き森慎二さん。三塁ランナーを置いてのフォークボール。しかも、連投はないだろうという裏をかいたリード。


若き慎二さんも、迷うことなく投げたのが凄かった。「怖さはなかったです。シーズン中でも、こういう場面で、後ろへ反らすことなく、必ず捕ってもらってましたから、安心して投げられました」


サトが現役の頃、ピンチで弱気になった唐川クンに「オレ任せろ」と言わんばかりに、発破をかけるようなリードを見せ、唐川クンが人が変わったように立ち直ったのを思い出す。


里崎智也引退の日、「ボクの勝ち星は、ほとんど里崎さんのおかげ」と言っていたのが印象的だった。


キャッチャーのリードには、ピッチャーを変える魔力がある。吉田が使えるようになるのは、いつの日か😰



65. 餓えと渇き

 9月19日(火) 18:00 メットライフ

ロ 0 2 2 0 0 0 0 2 0  6
西 0 2 0 0 0 0 1 0 0  3

   西武23回戦(6勝16敗1分)


勝║二木(6勝9敗0S)
敗║岡本洋介(6勝2敗1S)
S║内(5勝1敗14S)


継投
ロ║二木○ 有吉○ 大谷◎ 内◎
西║岡本洋介 平井 牧田 野田


本塁打
ロ║角中7号(3回表2ラン)
日║


ヒーローインタビュー
ロ║二木



連敗し続けるピッチャーは、砂漠で餓えと喉の渇きに苦しみながら、さまよう旅人のようだ。


その苦しみに耐えきれず、諦めて敗者となるか?どんなに困難でも、どこまでも希望を捨てずに、あてもない砂漠で命の水を求めてさまようか?二つに一つ。

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諦めてしまえば、そこですべてが終わってしまう。誰だって、辛い思いはしたくないに決まっている。


諦めてしまえば……
頑張ることをやめてしまえば……
楽になれる。


人間、どうしても楽なことに流されるもの。逃げずに前進すれば、必ず命の水のありかに辿り着くはず。


普通の生活をしていれば、当たり前のように、飲みたいときに水が飲める。ところが、それが出来ない環境に陥れば、有り難みを感じることができる。


連勝中は、勝つことが当たり前なことと思い込み、自分の能力を過大評価し、自惚れの心が芽生えてしまう。


餓えと渇きの戦いに勝ち抜いたとき、勝ち星とは……砂漠の水なのだということに気がつくはず。


その貴重な水は、一人だけでは探し出すことができない。仲間と協力し合って、始めて得ることができるのだ。


まるで、RPGゲーム


分かりやすく言えば、ヤンキース田中将大イーグルス時代の最終年、24勝0敗の成績を引っ提げて、メジャーに挑む。


しかし、勝ち星は彼の思い通りに重ねることができずに、右往左往。日本にいた頃の無敗の成績だけを見れば、彼の優秀さだけが目立つ。しかし、実際はそうではなかった。


負けていた試合を引っくり返してくれた打線があったればこそ。田中が投げる時には、「将大の投げる時には、絶対に援護点を」を合言葉にしていたという。


それを、「自分の力だけで勝てている」と思い込んでしまったところに田中の間違いがあった。

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たった一人だけの力で、勝てるほど野球は簡単なスポーツではない。お山の大将でいたいのであれば、団体競技などやめて、個人競技に転身すればいい。


だからこそ、二木がもがき苦しみながら得た6勝目には意味がある。たかが1勝、されど1勝。


ひとつの勝ち星を必死になって得ようとする二木と、盗塁までして二木の為に奮闘する女房役田村の姿を観ていて思わず、笑顔が溢れる。

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少し、吹っ切れたか二木。
楽に勝てない方が成長できる。
一球の重みも学習できる。


願わくば、9敗で終わりにしてほしい。負けが一桁か、二桁ではまったく違う。そうすれば、来期の二桁の勝ち星も見えてくる。


頑張れ二木。

65. 『トバッチリ』トリオ

 9月18日(月) 13:00 Koboパーク宮城

ロ 2 0 0 1 0 0 0 0 0  3
楽 0 0 0 0 0 0 0 0 4  4

    楽天20回戦(6勝14敗0分)


勝║則本(13勝6敗0S)
敗║石川(3勝11敗0S)


継投
ロ║石川❌😬 松永△
楽║則本 


本塁打
ロ║
楽║




押切もえのダンナ16番、5勝11敗。12番の髭戦士、3勝11敗。マリーンズの2枚看板惨敗。途中まで好投してはくれた。


ただ、何度も裏切られ過ぎたせいか、信じてあげることができなくなってしまった。
「どうせ、どこかで捕まるに決まってる」


私が悪いんだろうか?
選りにも選って、9回に自滅とは……


こんなことなら、その前に継投してさえいればと、思いが過る。しかし、まさか9回にこうなるとは思わないだろう?

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伊東さんに信頼の厚い松永が、1OUT 1・3塁でマウンドに上がる。こんな時はいつも、リリーバーは気の毒だなぁという思いでいっぱいになる。


先発はダメでも、リリーバーに受け渡せば、それでいい。しかし、任された方はたまったもんじゃない。


結局、致命的な『さようならデッドボール』で、石川の勝ち星を台無しにしてしまう。しかし、『トバッチリ』の松永を責める気にはならなかった。


松永の『9回トバッチリ』は、今シーズンまだ、あった。その時も気の毒な展開で、平沢のエラーに足を引っ張られた。


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チェン、松永、有吉……
今シーズンの哀れな犠牲者。
しかし、こういう経験は後々、生きてくるはずだ。


私はこういう、地味で地道な選手が大好きなんですよ。




64. 背番号16の限界

9月16日(土) 14:00 Koboパーク宮城

楽 0 2 0 0 2 0 0 0 1  5
ロ 0 7 0 1 5 0 0 0 ×  13

   楽天19回戦(6勝13敗0分)


勝║西宮(1勝0敗0S)
敗║涌井(5勝11敗0S)


継投
ロ║涌井❌😬 チェン△ 土肥❌😬 南◎
 ║宮崎◎ 田中○
楽║辛島 青山 ハーマン 西宮 小野


本塁打
ロ║ペーニャ13号(5回表2ラン)
 ║平沢1号(9回表ソロ)
楽║アマダー19号(2回裏3ラン)
 ║ウィーラー27号(2回裏3ラン)



打線が2回表に、2点先取した裏・・・
やる気、あるのか?この16番は。来期、この人と完全にオサラバしたい気分。


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勘違いを起こして、メジャーへ行くとか。もしくは、年俸ダウンを避ける為、他球団に移籍してくれないか?いや、こんなポンコツどこもとらないか?


ジャイアンツの杉内が、ホークスから移籍を決断した時、ホークス幹部に吐き捨てられた。「お前なんか、どこも獲らないだろ」


勝てない癖に、態度がデカイから始末に終えない。マリーンズの選手は、そもそも謙虚で控えめで、あたりが柔らかい。彼はカラーではない。やはりライオンズカラーな16番。


2回裏、2本の3ラン含む7点を奪われる。5勝11敗、史上最低のエース。いや、もはやエースとは呼びたくもない。それでも、一部のマリーンズファンは、この16番を心酔しているもよう。最悪だ😞⤵⤵


16番の球質は哀しいほど軽く、球威もない。その為、ホークス、ライオンズ、ファイターズ、イーグルス(ほとんどじゃん😰)のような強力打線にたいしては、危険度100%だ。


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まるでピンポン球か、バドミントンの羽。


その後、チェン、土肥と継投するが、この土肥もいけない。これでは二桁得点になっても致し方ない。私がプロ野球ファンになってから、これほどまで、酷いエースは始めてだ。戦力の整っている球団であれば、一軍にいられるどころか、即トレードのはず。


成瀬善久涌井秀章松坂大輔横浜高校
ワースト3と、ちまたでは囁かれているとか。情けない😱元マリーンズと、現マリーンズ二人じゃないか。


若い選手ならいざ知らず、涌井クラスになってしまうと、今さらどうもできない。押さえつけようにも、無理な話。その上、年々制球が悪くなり、スタミナもなくなってきた。勝ち星があがらないのは当たり前だ。


年齢からくる衰えがあるとしても、気力で克服することもできる。ところが、今の彼に、それを期待するのは難しい。


勝てない。スタミナがないなら、ハマの番長のように、走り込みをするなり、それなりの対処法を考えても良さそうだが、そんな様子も見受けられない。


  もう・・・お手上げだ✋😵✋


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私は昔から、風当たりの強いスポーツ選手を応援したくなる傾向が強い。社会現象とも
なった空白の一日で、最大のバッシングをされていた江川卓。これまたドラフトがらみの桑田真澄。そして、相撲界でも憎まれ役の北の湖小錦が好きだった。


だから、居心地の悪そうなライオンズ時代の涌井を特別な思いで見続けていたのだが、何となく裏切られたような気分だ。


「涌井はもう終わった選手」そう言ったライオンズファンの言葉を見返してほしい。そう願い続けた私だが、やはり、認めなくてはならない。


限界を・・・




63. マリンの星

 9月14日(木) 18:00 札幌ドーム

ロ 1 0 1 0 0 0 0 1 3  6
日 1 0 0 0 2 0 1 0 0  4

  日本ハム23回戦(9勝14敗0分)


勝║チェン(2勝4敗0S)
敗║有原(7勝13敗0S)
S║内(5勝1敗13S)


継投
ロ║関谷❌ 南❌ チェン◎ 内◎
日║有原 増井


本塁打
ロ║角中6号(1回表ソロ)
 ║加藤4号(9回表3ラン)


ヒーローインタビュー
ロ║加藤





初回いきなり、カクのランニングホームランに、ぶったまげた。あの重たい走りで、ドタドタ……地面陥没してないか(◎-◎;)


前に📺の企画で、スワローズと脚力で争う番組があった。ベース1周のタイムを競い合う。


参加したのは、清田、翔太、カク、岡田。第一走者の清田が、なかなかいいスタートを切るも、カクがやらかす。


もともとカクの走塁は、三塁まわるのが下手だとわかっていたのだが、ドタドタ巨体で走り、派手に三塁ベース上で転んだ。


  「お前ないわぁ~」岡田の声


結局、アンカー岡田の快走で、マリーンズが辛くも勝利(〃▽〃)


カクは俊足らしいが、あのドタドタした感じで、速そうに見えない。たしか、数年前の公式戦でも、同じようなことをやらかしていた。


バファローズの外野手がもたつく間に、サードまで走り込み、ヘロヘロ。前のランナー・サブローは、笑いながらホームインした(((*≧艸≦)ププッ


一見、熱血漢に見えるカク。案外どんくさい。まあ、何もかも完璧より、カッコ悪い面を持っている方が、人間らしくていいけどね。


もう一人、起死回生のホームランを打った翔平だが、この二人の共通点。父親に野球を幼い頃から、叩き込まれたこと。


翔平……
試合に負けて帰った日。
素振りをしてからじゃないと、家に入れてもらえなかった。


カクのお父さんは、星一徹ばりにおっかない。さすがの私も、金属バットが、ボコボコに凹んでるのを見たときはビックリした。


どんな練習すれば、あんなになるんだ。まさに、『巨人の星』ならぬ『マリンの星』


関谷がまた、護りきれず……
毎度だから、言うのも嫌なんだけど。まあ、そのおかげで、チェンにタナボタ勝利が転がり込んできた。


チェン、松永、有吉は、気の毒なことに、不甲斐ない先発投手の尻拭いのイメージがある。だから、こういうことでももなければ、可哀想すぎる。


やはり、チェンは先発より、中継ぎの方が向いてるんじゃないだろうか。いや、先発だろうと、中継ぎだろうと好投してくれるだけありがたい(^。^;)


「チェンチェン大丈夫です」
久しく聞いてないチェンの口癖。この口癖を聞くと、私が大ファンだった中畑清の「絶好調です」を思い出す。


ファームが長かった清さんは、日米野球高田繁の代わりに出場し、ホームランを打ち、チャンスをつかんだ苦労人。


調子がイマイチだと使ってもらえないからと、悪い時でも「絶好調」といい続けた。何となく、それに似ている。


どんなに悪い時も、チェンは笑顔を絶やさないでいてくれる。これが嬉しい😃💕


ひょっとしたら、彼の笑顔に励まされているチームメイトや、マリーンズファンも多いのではないだろうか?



えがおの黒酢黒にんにく

えがおの黒酢黒にんにく

62. 無気力・無感動・無関心

 9月13日(水) 18:00 札幌ドーム

ロ 2 0 1 1 0 0 0 0 0  4
日 0 0 0 0 0 0 0 0 1  1

  日本ハム22回戦(8勝14敗0分)


勝║佐々木(3勝7敗0S)
敗║上沢(4勝7敗0S)


継投
ロ║佐々木◎
日║上沢 玉井 村田 


本塁打
ロ║ペーニャ12号(3回表ソロ)
日║横尾3号(9回裏ソロ)


ヒーローインタビュー
ロ║佐々木





久々に佐々木が一軍に戻っての勝利。
前日の予告先発を知った後、「負けか」と捨て鉢に呟いた私。


勝っても、あまり嬉しくない。


打線が上沢をずっと、打てなかったこと。
そして、佐々木が前半戦もう少し勝ってくれればと、根に持っているからだろうか。


ルーキーに期待するのが、そもそもの間違いないなのだが、何度も同じ内容のピッチングを繰り返したことへの恨み。


少し前までなら、最下位脱出を願い、「ファイターズとのゲーム差がいくつ」と気にしていたが、最近はトンと気にしなくなってしまった。


虚しくなるからやめたのかもしれない。
2ゲーム差ぐらいになると、先発投壊で4連敗、5連敗で引き離される。


また、それと同時に、負けても悔しくなくなってしまった。


悔やまれることは、佐々木がフォアボールで、何度もノックアウトされた前半戦の7ゲーム。江川卓じゃないが、たかが7敗、されど7敗。


そして、もうひとつ。
ほとんど諦めムードに差し掛かってからの酒居のローテーション入り。


「もう少し早く、酒居が上がっていれば」
「もし、佐々木が勝ち続けていたら」


まあ、それを言っていたらキリがない。
レバタラ禁句だし。
大胆な決断が欲しがった。


使えないエース格を落として、若い力を取り入れるとか。不調な球団によくありがちな、一軍と二軍の連携不足。


ヒーローインタビューを観ていて気がつく。
私の心が動かない。
マリーンズファンは「千隼、千隼」と騒ぐ。


しかし私は、どこか冷めきったような、悪く言えばツンとおすましに見える佐々木をどうも、好きになれない。


困ったことに最近、好ましくない選手が増えてしまった。下克上の頃は、西岡たった一人だったのに。


感情を表に出さなくても、どこか謙虚さと前向きな姿勢があれば、成績が悪くても、周囲に非難されても、応援したくなるのが私の性格。


ところが、これは私の一方的な感覚ではあるが、佐々木や関谷を見ていると、何故か神経が逆撫でされる。


友達に言わせれば、最近の若者とはこんなものだと言うが、私の求めるプロ野球選手のイメージとが、掛け離れてしまっている。


ある時代から、「無気力・無感動・無関心」の3拍子揃った若者が増え始めた。


別に、チーム状態好調時のファイターズ選手みたいにバカ騒ぎをしろとは言わない。


ただ、もう少し熱さを感じたい。ただ、熱さといっても、田中将大のように、あからさまにガッツポーズをするとかではなく、観ている側の感情を鼓舞するようなもの。


おとなしい選手でも…
例えば酒居のように、内に秘めた熱い闘志というものがある。それに触れることができた時の感動は、何ものにも変えがたい。


勝てば良かろう的な、プロ野球の現状がそうさせるのか、あまりにも寂しい光景だ。


私がプロ野球に夢中になったキッカケは、ジャイアン中畑清


マリーンズにハマったキッカケは、里崎智也


そして…
どんな状況でも、真摯な姿勢と一生懸命さに感動させられたのは、鈴木大地


彼らは別に、周りの目を気にして熱いプレーをしていたわけではない。


必死に、なりふり構わず頑張っていた結果が、そう見えただけのことだ。


今私が求めるものは、落ち着ききったものではなく、その… なりふり構わない必死さなのだ。


落ち着きなんて、年を重ねてからでいい。若いのだから、もっと若々しさを見せてほしい。




61. 甦れ、不死鳥

 9月12日(火) 18:15 ZOZOマリン

オ 0 0 0 2 1 0 1 1 0  5
ロ 2 0 0 0 2 0 1 2 ×  7

 オリックス23回戦(13勝10敗0分)


勝║大谷(3勝2敗0S)
敗║近藤(1勝1敗1S)
S║内(5勝1敗12S)


継投
オ║山本 金田 ヘルメン 近藤 小林
ロ║唐川❌ 大谷❌ 内◎


本塁打
オ║吉田正尚11号(4回表2ラン)
 ║安達3号(8回表ソロ)


ヒーローインタビュー
ロ║荻野



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試合に勝ったのに、何故かボヤキたくなる。
今年は投手陣が全壊。
こういうのも珍しい。


普通は、チーム内の不調の選手なんて、一人か二人がポツンといる程度なのに、全部が全部というから凄すぎる。


いかに、伊東さんが大変だったのかを改めて痛感する。


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唐川クンも、山本も、フォアボールが得点に結び付いてしまいましたね。


本来、球の威力やスピードよりも、コントロールの良さで勝負するのが、唐川クンの持ち味なのですが、残念です。


前半戦…
勝ち星にこそならなくとも、好投を見せていたのですが、ここのところはサッパリ。


ツキもなくなってしまいました。

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彼のピッチングを例えるなら、味付けのされてないステーキ肉とでも言いましょうか。素材はいいのに、何か一味足らない。


球威のなさは、制球の良さで補える。しかし、真正直過ぎれば、スタンドへ叩き込まれる。素直な性格が、球筋にまで表れてしまっている。


マリーンズ投手のお立ち台の受け答えで、性格がよくわかる。


涌井…
不器用な性格からだろうが、不調ぶりを棚に上げての横柄な態度と口振り。


石川…
骨のないクラゲのような、グニャグニャの脱力しきった感じ。


そして、唐川クン…
勝っても、それまでの自分の不甲斐なさが拭いきれない。素直に喜べず苦笑いで、真面目に反省の弁ばかり。


涌井じゃないけど、たまに勝って「どうだ」という態度をとられると、不愉快な気分になってしまうが、謙虚な反省の姿を見せられると、すべてを水に流してあげたくなる。


プロ入り10年。良かったり悪かったりの唐川クンを応援し続ける私。


毎シーズン二桁できないでいるのが残念。ここ、10年でたった1度だけしか勝てない事実。


涌井にキレギレになる私が、彼に対してだけは、寛容になる。分かりやすい例にお立ち台をあげた。


唐川クンは、私の子供の頃と同じような気がする。結果として良いことでも、過去の失敗が頭の片隅から拭えず、素直に喜ぶことができない。


感情を決して、表に出さない。(その点は、涌井も同じ)言葉少ない中に、彼の意志の強さが見え隠れする。しかし、それをあからさまに表に出すことは、決してしない。


自分の不器用な性格に苦しみながら、必死にもがいていた幼き日々。


やること成すことが、すべてゴテゴテにまわり、周囲から責め立てられる。


それでも私は、他人から見れば滑稽なほどに、頑張ることを諦めなかった。そんな報われなかった幼少期の姿と重なる。


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ハマってる『巨人の星
雄馬に対して、半端ない母性愛を抑えられなくなる時が多々ある。


ドSのサブキャラ陣に、コテンパンにイジメ抜かれヨレヨレになりながらも、何度も不死鳥のように立ち上がる。


似たような感覚を唐川クンにも感じる私。
今年はダメでも来期こそは。
雄馬じゃないけど、灰の中から甦る不死鳥となっておくれ。