42. 投手戦が観たい
ロ 0 1 0 0 0 1 0 0 0 2
オ 1 0 1 0 0 0 1 0 × 3
オリックス19回戦(11勝8敗0分)
勝║ヘルメン(1勝0敗2S)
敗║二木(5勝6敗0S)
S║平野(2勝6敗2S)
継投
ロ║二木❌
オ║山本、岸田、ヘルメン、近藤、平野
本塁打
ロ║田村3号(2回表ソロ)
║角中3号(6回表ソロ)
オ║大城2号(1回裏ソロ)
║中島8号(7回裏ソロ)
二木はロッテファンの間では、涌井の次のエースと囁かれている。また、二木自身も涌井を尊敬しているいう。そのせいか、涌井の悪いところばかり見習ってしまっているように思う。たとえば、点を取った次のイニングに、必ず失点するとか。
今日の二木のピッチング内容。8回115球、5安打、7奪三振、3四球、3失点。
頑張ってくれていたと思うのだが、点の取られ方が気に入らない。2年前、二木のデビュー戦。確か、CS 前のチェン先発で2番手だった。
実況の中で、「コントロールに自信がある」と、二木がアピールしていたという話を聞いた。自分で言うのだから、相当自信があるんだろうなと、頼もしく思ったものだ。
しかしその後、一軍ローテに入るようになってからは、その持ち味である制球の良さが影を潜めていく。連鎖反応なのか?
ボール先攻・・・
3ボールになると、置きにいって打たれるお馴染みの自滅。
今シーズン低迷の原因は、すべてこれといっても過言ではないだろう。どんなに三振をとろうが、スピードボールを投げようが、ここぞという場面で「ストライクが入りません」では、お話にならない。
田村がよく、ぼやく。
「コイツ、首振って打たれるんですよ」
血気盛んな若さがそうさせるのだろうが、確実に抑えられる確証がない限り、キャッチャーのサインに首を振るべきではない。
私自身、ソフトボールのキャッチャーをやっているのでよくわかるのだが、ピッチャーの投げたいボールと、キャッチャーが投げさせたいボールは違う。
ピッチャーはただ投げたいだけで、キャッチャーはその日の状態で、どの球種がいいかをわかっていてサインを出している。
「ワガママで、常に自分が主役でいたいような奴が、ピッチャーには多いんですよ」と、ある投手出身の解説者の言葉。ワンマン亭主とでも表現しようか。だから、なだめ役のキャッチャーという女房が必要なのだ。
わかるような気もする。勝てばヒーローのピッチャー。負ければキャッチャーのリードが悪い。現在の野球界は、ピッチャーが滅多打ちを食らっても、決して非難されることはない。
負けた時の決まり文句。
☆打てないバッターが悪い
☆キャッチャーが悪い
☆監督の采配が悪い
呆れるほど、投手擁護派が多い。私の野球の見方と、世間一般のプロ野球ファンの見方が、ここ数年で随分変化してしまった。
別に、二木が・・・というわけではない。マリーンズ投手陣全般に言えること。いつぞやのスタンではないが、ストライクがまったく入らず、ランナーためて満塁・・・これでも悪くは言われない。
「打てないから負けたんだよ」
「伊東が悪いんだよ」
ビックリである。ピッチャーが、ストライク入らないのも監督のせいだという。投手陣庇いたさで、もうメチャクチャな言い分になっている。
子供が野球というと、「ホームラン、ホームラン」と騒ぐ。ホームランさえ打てば満足する。そのlevelまで、ほとんどのプロ野球ファンは低下してしまった。大量得点取って、ワイワイ、ウハウハ・・・得点さえ入ってりゃ満足する。
私は大味なゲームが嫌いだ。出来れば、9回まで0で延長戦が観たい。昔の巨人・斎藤や槇原、カープ・大野や川口みたいな本当の意味での投手戦が観たい。
最近のピッチャーは、打線を当てにしすぎる傾向が強い。だから、あっさり点を取られる。1点の重みをまったく、わかっていない。
「どうせ、追加点を取ってくれるだろう」
何故、他力なのか。何故、自分の力でねじ伏せるようなピッチングをしないのか。人ばかり当てにしているから、勝ち星が上がらないのだ。
一人ぐらい、「自分が0に抑えれば、絶対に負けない」というぐらいの気迫を見せてくれるピッチャーはいないのか。いつまでも、野手や監督を振り回すだけの存在でいいのか?
「3点しか取られていない」ではなく、「3点も取られてしまった」という思考に切り替えるべきだと、私は言いたい。千葉ロッテマリーンズ。この球団が勝てない理由はピッチャーであるということを是非とも、深く認識してほしい。
このチームが勝つ方法は、2つ。
☆ピッチャーが完封する
☆貧弱な投手陣の為に、打線が毎回10点取る。
どちらも不可能に近いが、無理と諦めずに頑張ってもらいたい。ちなみに、現巨人の杉内は、ソフトバンク時代に9ー8で勝つ投手だった。まあ、それだからソフトバンクを出る羽目になったんだろうけど。
10点取れば、石川でも楽勝。
言ってる自分が哀しい。
- 出版社/メーカー: コナミデジタルエンタテインメント
- 発売日: 2016/04/28
- メディア: Video Game
- この商品を含むブログ (1件) を見る