Marin 好き

千葉ロッテマリーンズ・ファンブログ

久々の……

4月26日(木) 18:00 楽天生命パーク 

ロ 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1
楽 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

    5回戦(4勝1敗0分)



勝  涌井(2勝2敗0S)
敗  辛島(0勝2敗0S)



ロ  涌井◎
楽  辛島× ハーマン◎ 松井◎



本塁打



ヒーローインタビュー
涌井


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 涌井が久々にエースらしいピッチングを見せた。いつもなら、5回炎上の展開なのだが、ランナーを出しても慌てることなく踏ん張った。


 とはいえ、涌井のあの能面のような無表情では、心の中まで察するのは難しい。私がG 党だった頃、加藤初という実にピッチングの上手い投手がいた。加藤さんは、究極の無表情。どんなピンチの時も平常心のまま。


 そんな彼をいつしか皆、鉄仮面と呼ぶようになった。私が覚えているのは、満塁のピンチを涼しげに抑えた時。試合後、「わざと満塁にした」といい放ったこと。


 確かに、満塁の方が打ち取りやすい。しかし、リスクも伴う。よほどの自信と度胸がなければできないことだ。加藤さんの鉄仮面は頼もしく思えたのに、涌井の無表情は何故イラッとくるんだろうか(笑)


 同じふてぶてしいタイプでも、松永のように愛嬌がある感じでもない。贔屓チームのエースなのに、何故私は涌井が嫌いなんだろう?


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 前にこのブログでも書いたような気がする。恐らく、彼の不器用な性格が自分に似ているからなんだろう。私は子供の時から、自分の感情を人に伝えるのが下手だった。


 物をもらっても、子供らしく大喜びする……ということは全くなかった。だから、よく言われたものだ。


      可愛いげのない子

      張り合いのない子


 同じようなことを山口百恵さんも著書「蒼い時」の中で綴っている。人とは面白いもので、自分に似た者を拒絶する傾向がある。


 わかり過ぎているから、尚更自分のマイナス面を鏡越しで見ているような感じが嫌で堪らない。自分のマイナスな部分の嫌悪感で押し潰されそうになる。


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 言葉足らずで、不器用だと誤解される。それはいい年になった今でも一緒。

 
 それでも、その誤解を解こうとしない。そこで、あの表情になる。まるっきり、私じゃないか。


     めんどくさそうな


 いつも涌井が崩れる5回にまたもや、ピンチがやってくる。今江がノーアウトから、3ベースヒットを放つ。


 そこで嶋は、スクイズバントを決めようとするが失敗。飛び出した今江、アウト。


 結局、この回得点ならず。今日の試合、ここがポイントだった。あそこで嶋がスクイズを成功させていたら、恐らくいつもの涌井になっていた。


 ここが野球の怖いところ。1つのプレーで決まってしまう。だからこそ、大事にこなさなければいけない。


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 それは涌井にも言えること。今日のようなピッチングを次回もできるかどうか?石川と彼には、なるべくなら継続してもらいたいと思う私である。